はじめに
皆さんこんにちは、柿井です。
この記事では、2025年2月16日に開催された「ARIA The SINFONIA ~Viaggio2~ 」 について、公演日当日までのアレコレや現地鑑賞した際の感想などを記載します!

楽器やオーケストラの知識がほぼ皆無なため抽象的な感想になってしまい恐縮ですが、少しでも共感して頂ければうれしいです!
ARIA The SINFONIA ~Viaggio2~とは
私が大好きな漫画作品の1つに「漫画家:天野こずえ先生」が原作を描いた「ARIA」という作品がございます。
「イタリア:ベネチア」をモデルにした舞台にて、主人公であるゴンドリエーレ(ゴンドラの漕ぎ手。作中では『ウンディーネ』や『水先案内人』とも呼ばれる)の女の子の暮らしと成長を題材にしています。
公式Twitterのプロフィールにて「未来形ヒーリングコミック」と紹介されているように、読むほどに穏やかな気持ちになれる本作品は、出会ってから15年以上が経った今でも私のバイブルの1つです(*‘ω‘ *)!
アニメ版や劇場版も制作されるほど多くのファンがいる本作品ですが、2025年は「アニメ1期放送から20年のメモリアルイヤー」でもありました。
節目の年をお祝いする一環として「アニメ1期放送20周年記念のオーケストラコンサート『ARIA The SINFONIA ~Viaggio2~』」の開催が、2024年10月に告知されました!
さらに翌11月には「鑑賞チケットのプレオーダー(先行抽選)開始」の告知とともに「アニメキャスト陣をはじめとする出演者の発表」と「映像×生アフレコ×生演奏が実現」との発表が!!
オケコン自体は2023年8月にも開催されており、その時と同様にアニメ版や劇場版で登場した楽曲を演奏するんだろうなぁ……と考えていましたが、私の想像を遥かに上回る新たな企画と演出に、発表直後から興奮が止まりませんでした(≧◇≦)!

オケコン開催の告知は「チケット争奪戦」という名の負けられない闘いのゴングが鳴った瞬間でもありました!笑
時を同じくして「出演者さん達によるオケコン開催のお祝いコメント」が、アニメイトタイムズさんの記事に掲載されました!
さらに「天野こずえ先生・佐藤順一(サトジュン)監督をはじめとする出演者からのお祝いコメント」も、公式HP・公式Twitterでそれぞれ掲載されました!(2024/11/19~23のツイートを参照)
ARIAやオケコンにまつわるエピソードや想いの丈を述べられており、コメントを読み進めるごとに胸が熱くなりました……! その勢いのまま公演チケットの申込を行い、抽選結果の日を心待ちにしていました!
ARIAと音楽と私
チケットの当選結果をお伝えする前に「ARIAと音楽の関係」について、私の考えを少々語らせてください。
他のアニメ作品と同等以上に、ARIAにとって音楽は「本作品の世界観を構成する重要な要素の1つ」であると私は考えています。
イラストやアニメーションを目にした時はもちろん、これまでに登場してきた楽曲を聴くたびに脳内どころか眼前にARIAの世界が広がってゆくのです。
灯里ちゃんが水の惑星アクアに初めて降り立ったシーン、ゴンドラが運河を往く景色、四季ごとに表情を変えていくネオヴェネツィアの風景、そのオレンジの日々、キャラクター達の活躍と苦悩と成長……
心に深く刻まれている場面を思い浮かべる時には、その情景とともに流れていた楽曲も合わさって聴こえてくるのは、きっと私だけではないはずです(。-`ω-)
その理由をあらためて考えてみると、本作品の選曲をはじめとする音楽全般を担当した「さとうやすのさん」、各クールの主題歌を担当した「牧野由依さん」、数々の劇中曲に関わられた「Choro Clubさん」「窪田ミナさん」、オーケストラ向けに編曲を担当された「湖東ひとみさん・庄司燦さん・永井秀和さんチーム」をはじめ、音楽に携わった皆さんが心からARIAを愛されており、その愛すべき作品にベストマッチする楽曲を創作されたからだと確信しています!
そして前回公演に引き続き、本公演もオーケストラ演奏を担当される「グランドフィルハーモニック東京」の皆さんも、もちろんARIAが大好き!と公言されています。
「そのようなメンバーが集まり奏でる本公演にぜひ参加したい!!」と、当選結果の日をドキドキしながら待ちました……!
チケットプレオーダーの結果は……!?
本公演は「昼の部・夜の部」と公演が2回催されることとなり、前回公演以上に多くの方々が鑑賞できるようご配慮くださった運営さんにでっかい感謝です! 内容自体は同一であろうと思いましたが、折角の機会なので両方の部を申し込みました!
2024年11月末に抽選結果のお知らせメールが届き、おそるおそる内容を確認すると「夜の部のみ当選」という「一勝一敗の引き分け?」でした……(; ・`д・´)苦笑
演奏会場である「すみだトリフォニーホール・大会場」は、3階席まで含めると1,801席と国内トップクラスの収容数を誇る施設にもかかわらず、私のように落選者が生じてしまうほどファンの多さを再認識しました……!
昼の部落選に悔し涙を流していましたが、Twitterのフォロワーさんからチケットをお譲りしていただき、ありがたいことに両方の部とも現地鑑賞できる運びとなりました!

フォロワーさんには感謝してもしきれないです! 本当にありがとうございました……(´;ω;`)
また、前回公演と同様に「ライブビューイングによる生配信&アーカイブ配信(夜の部のみ)」も決定となりました! ライブビューイング用の電子チケットを購入する事で生配信を鑑賞できることにくわえ、公演後1週間はWeb配信で演奏の様子が見放題となるシステムです。
本公演を振り返りたい鑑賞したい方はもちろん、当日鑑賞できない方や、当日の座席が後方で舞台上の様子が見えづらかった方にとっても素敵んぐなシステムです。今後開催される各イベントにも、ぜひ導入していただきたいと願っています!
公演日当日までの過ごし方
前回公演:振り返り鑑賞
公演日までの約2ヵ月半の間は、オケコンにまつわるアレコレを楽しみながら当日を待ち侘びました(/・ω・)/
その内の1つめは「2023年8月開催:前回公演時の配信映像の振り返り鑑賞」です。配信映像は年が明けた2025年元日から5日間連続で、公式Twitterからツイートされました!
前回公演はDVD・BD化されていないため、新年の縁起物のようにとても貴重な映像です……! これらの映像を拝見できたことで、オーケストラ演奏特有の迫力や華やかさを再び実感できました!
開催記念グッズの購入&描き下ろしキービジュアルの拝見
2つめは「本公演開催記念グッズの購入」です! また、記念グッズの販売に合わせて「天野こずえ先生&伊東葉子先生の描き下ろしキービジュアル」も公開されました!
天野こずえ先生の描いたキービジュアルは、社長’sを模した巨大バルーンに目を惹かれたこともあって「盛大なお祭りが開幕するよ!!」といったメッセージが伝わってくるように感じました!
あずさちゃんの幼少期イラストは初出ですかね? 天野こずえ先生が描くお子さまキャラは愛くるしさがひしひしと伝わってくるので、今後の描き下ろしでもぜひ見てみたいです(*´▽`*)
伊東葉子先生の描いたキービジュアルは、多くのキャラクター達を自然な形で一枚の構図にまとめあげる画力が毎回凄いですよね……! それでいて一人一人のポーズや表情がいきいきとしており、全体を見ても細部を見ても色んな気づきがあってうれしくなります(*^^*)!
本公演の開催をお喜びになられているヒメ社長、普段のクールな佇まいとは一転してはっちゃけている? ご様子が個人的にツボでした(笑)
開催記念グッズは多種多様でしたが「天野こずえ先生の描き下ろしイラスト:A3クリアファイルセット」をゲットしました! クリアファイルを広げてみると、自室の卓上をはみ出してしまうほどの大きさで圧倒されました!
また、2015年から2016年にかけて発売された「アニメ版収録BDボックス:ジャケット描き下ろしイラストのクリアファイル」もゲットしました!
ネオヴェネツィアを吹き抜ける風や、ウンディーネ達の嬉々とした様子が伝わってくるお気に入りの一枚絵なので、より大きな形となって10年越しに再会できたこともうれしかったです(*’▽’)!
「社長’sステッカー」は「ハート・星・肉球スタンプ」と、それぞれのシンボルが添えられいてオシャレです……! アリア社長の大きなお顔と威圧感もご立派です(笑)
「ネオヴェネツィアの案内看板ステッカー」のアイディアも素敵んぐ! 実在のベネチアにもこのような案内看板が街中の至る所に掲げられていますが、そちらをモチーフにするとこんなにも素敵んぐなグッズになるのですね……!

どちらのグッズもお部屋に飾れば、自宅がネオヴェネツィアになること間違いナシ!
ですが、私の場合はまず自室を綺麗にお片付けするまでこの状態のまま眺めています……(苦笑)
「天野こずえ先生が現在連載中の漫画:Colori Colore Creare(ココクレ)のステッカー」もゲットできました!
ココクレの作中で起こる摩訶不思議な出来事を象徴するようなイラストや、ステッカー内のワードチョイスが、私の心の琴線に触れまくりなお気に入りグッズです( *´艸`)笑
Twitterスペース:スペシャル座談会トークの鑑賞
3つめは「本公演のリハーサル直後に行われた『スペシャル座談会』のTwitterスペース」の鑑賞です!
本公演開催直前のスペース開催にも驚きましたが「サトジュン監督・さとうやすのさん・庄司燦さん」の豪華なラインナップで行われたことも、良い意味でビックリしましたΣ(・ω・ノ)ノ!
どのお話も興味深かったのですが、特に印象に残ったのが「前回公演ではARIAの世界観に合わせようとしたが、本公演ではより自由度のある、自分の翼で羽ばたくようなオーケストラ演奏にしたい」との旨のお言葉でした。
というのも、前回公演に比べて編成人数が増えたり、新たな楽器を導入した結果、演奏の幅がより増えたことで「元来のARIAらしさ」を表現しつつ「新しいARIAらしさ」も出せたリハーサルを行えたため、より自由度の高い演奏会になると感じられたとの事です。
個人的には、元々の楽曲を忠実に演奏してもらうことも、その場でしか味わえない演奏をしてもらうことのどちらも大好きなので、このお言葉を聞いて胸が高鳴りました!
また「とある映像を交えた演奏や、生アフレコの披露といった新たな試みを行う」との発表もあり、公演日がさらに待ち遠しくなるスペースでした!

上記の他にも、本公演で用いられる楽器と演奏者の方の写真や、当日演奏される楽曲の一部を公開する公式ツイートもあり、公演日当日が近づくに比例してテンション上がりまくりでした( *´艸`)!
公演日当日
出発~ランチ会の参加
オケコンにまつまるアレコレを楽しんでいると、あっという間に公演日となりました!
オケコンのオトモとして同行してもらうべく「巾着型アリア社長」を召喚! さらには、ARIAベネチアツアー2024で頂いた「もちもちぽんぽん帽子(通称:もちぽん帽子)」を装着!
そしてハレの日ということで「フォロワーさんお手製:パリーナモチーフキーホルダー」も添えてみた結果「でっかいオシャレさんなアリア社長」が爆誕しました(∩´∀`)∩笑
私自身の身支度も整えて、会場の最寄駅である錦糸町駅に電車で向かいました。昼の部開場は13時30分でしたが、フォロワーさん達とのランチ会にお誘い頂いたこともあり、9時頃には自宅を出発しました。
電車内では、夜の部を一緒に鑑賞するリア友に布教する用の「ココクレ5巻」を読んでいたのですが、個人的に思い出に残ったエピソードを紹介します。
本巻は、物語の根幹が明かされる回が収録されていることもあって読書に没頭していましたが「あるシーンのセリフ」に、ページを捲る指と視線がふと止まりました。
人は──言葉を発する前 頭の中にまず「思考」が生まれる
まだ形を持たないそれは…「音楽」にとても似ている
「愉快な音階」「哀しい旋律」 我々は誰もが生まれながらに音楽に込められた想いを不思議と理解できるだろう?
はじまりの「思考」…それは人だけのものではなく森羅万象に通じる共通言語──…「根源」なんだ
天野こずえ先生作「Colori Colore Creare 5巻」P.126~127より引用
上記引用は「ココクレの主人公:あかさん」が持つ不思議な力の正体に迫るシーンなのですが、この後の公演を待つ私にもハッとさせられたセリフでした。
というのも「このあと開幕するオケコンが楽しみな反面、楽器やオーケストラの知識がほぼ皆無な私が、本公演の内容をちゃんと理解できるのだろうかという不安」を抱えていたからです。
ですが、このセリフを目にしたことで「五感と心が感じるままに楽しもう!」との思いに至り、過度な不安を拭って会場に辿り着くことができました。この時を含めて、天野こずえ先生には多くの人生哲学を教えていただき、感謝してもし足りないです……m(__)m
ココクレを読み終えて、11時頃に錦糸町駅に到着しました!
駅で合流したフォロワーさん達と一緒にランチ会のお店に向かったのですが、歩いて5分ほどの道中に「すみだトリフォニーホール」がありました!
この時、会場案内の柱看板とともに本公演の題目用紙が掲示されているのを発見しました。これを見て「あと2時間も経てば本番なのか……!?」と、観客である私が謎の緊張感を持ってしまいました……(; ・`д・´)笑
公演題目の撮影後、会場の先にあるお店で中華粥ランチをいただきました! 鶏の旨味が程よく効いたお粥は、謎の緊張感でいっぱいの私に優しく染み渡りました(笑)
ランチ後は地元銘店の和菓子を購入して、フォロワーさん達とおやつもぐもくタイムを実施したこともあり、リラックスした時間を過ごせました……(*´Д`)
入場~ホール内着席
気がつくと開場まであとわずかの時刻となっており、昼の部を鑑賞するフォロワーさん達と会場まで移動しました。
会場の出入口前に着くと、既に多くの方々が列を成していました。2,000近い座席数を埋めるであろう人の数を目の当たりにして、ARIAファンの多さを再認識しました……!
この時の会場内では、一定の時間帯ごとに開催記念グッズを販売しており、本公演終了後に通販される「開催記念パンフレット」も先行販売されていました。
タイミングによっては比較的短い待ち時間で購入できたようですが、前日のTwitter内での盛り上がりや購入待機列の多さを目の当たりにして「今日のゲットは諦めよう!」と完全に日和ってしまいました……\(^o^)/笑

開催記念パンフレットは、後日販売されたネット通販で無事購入できました!
タイトルロゴに施されたキラキラとした装丁が、オケコンならではの特別感を体現しているようでお気に入りです!
気を取り直して入場待機列に並ぶと、10分ほどで会場内に入場できました。多くの方々の期待がビシビシと伝わってきて自身に宿る熱の高まりを感じる中、ふと耳を澄ますと懐かしさを覚えるBGMが……?
後に判明しましたが「サンタクロウスの空」が流れていたようです! 「入場した瞬間からARIAの世界に浸ってもらいたい」という、さとうやすのさんの素敵んぐな計らいでしたが「河井英里さんのコーラスVer.」だったことも、涙が出るほどうれしい演出でした……!
エントランス先のスペースに足を運ぶと「本公演開催のお祝いフラワースタンド」が数多く展示されていました!
その中には、天野こずえ先生のアシスタントさん達や、作品掲載の出版社であるマッグガーデンさんから贈られたフラワースタンドもあり「関係者の方々もファンと同じようにこの日を楽しみにしていたんだなぁ……」とホッコリしました(*´ω`*)
また、ファン有志一同として贈られたフラワースタンドもありました! 作品は異なりますが、アイドルマスター(アイマス)のライブ会場でも同様の催しを見た事があり、ARIAでもこのようなアイディアを実現されるかたがいるのだなぁ……! と感心しました(*’▽’) もし機会があれば私も携わってみようと思います!

楽器やオーケストラにくわえて花の種類さえも無知な私でございますが、マッグガーデンさんが贈られたフラワースタンドの配色って「ARIAカンパニー・姫屋・オレンジぷらねっと」を象徴していたのかしら……?( *´艸`)
フラワースタンドの撮影後、お手洗いを済まそうとトイレに向かったのですが、その道中では頭上から聞き馴染みのある声が……?
耳を澄ますと、ARIAの登場キャラの一人「アリシアさん役:大原さやかさん」が「開場案内&本公演の諸注意アナウンス」をされていました! 開演前から参加者を楽しませてくれる仕掛けが、ファンにとってはうれしいです(´艸`*)
アナウンスの全文を上手く聞き取れなかったのですが、アリシアさんが茶目っ気を出して「間違えちゃった♪」と発したセリフは聞き取ることができ、トイレ周辺で萌え悶えてる不審者となっていました……(笑)

アナウンスの内容をご存知の方は、ぜひ教えてほしいです!
トイレを済ませていよいよホール内に入りましたが、公式HPの写真で見た時の印象よりも奥行きのある造りや座席数の多さに圧倒されました……!
眼前に見えるのは演者さん達が登壇されるステージで、既にいくつかの楽器がスタンバイされており、開幕の時を今か今かと待っているような佇まいでした……!
私の座席について、昼の部は1階席前方の左側で、ステージ上の様子が良く見えました! 鑑賞チケットを譲っていただいたフォロワーさんと隣同士で着席しましたが、あらためて感謝を述べながら心の中で五体投地させていただきました<(_ _)>笑
夜の部は2階席ながらも最前列で、ステージ全体を俯瞰して捉えられるダイナミックな視点は、昼とは一味違った構図で楽しませてもらいました! 特に生アフレコタイムでは、声優さん達がキャラクターの動きに合わせて声を吹き込むお姿をしっかりと目に焼き付けられました(笑)
後述する演奏の様子も含めて、昼夜どちらの部も鑑賞できて大正解&大満足でした(∩´∀`)∩!

楽器を奏でる皆さんの所作がとても格好良かったのですが「ベース担当:カワサキ亮さん」の溢れ出るセクシーさに一目惚れしてしまいました……(*´з`)笑
演奏時の様子
開幕ナレーション&演者さんの登壇
様々な出来事がありつつも、ついに開演時間を迎えました。いよいよ舞台の幕が上がります!
ホール内の照明が暗転したあと、ステージ上に設置されたスクリーンから、アニメで放送された名シーンが流れてきました。
それに合わせて「藍華ちゃん役:斎藤千和さん」「アリスちゃん役:広橋涼さん」「アリア社長役:西村ちなみさん」が担当する本公演の開幕ナレーションが聞こえてきて、期待と興奮がMAXです!(笑)
ナレーションはアニメ放送時の冒頭を再現するような会話形式で「本公演の開幕が待ちきれない!」といった旨の内容となっており、キャラ達と一緒に演奏会を鑑賞するような気分になりました( *´艸`)

昼の部では広橋涼さんがセリフの途中で噛んでしまい、それを取り繕う様子が可愛らしくて萌えました(笑)
また、本公演に登場予定だった「灯里ちゃん役:葉月絵理乃さん」が体調不良により残念ながら欠席となってしまいましたが、そのような不慮の事態も機転を利かせた演出となるナレーションに感動しました……! 次回公演こそ元気なお姿を拝見できますように!
ナレーションが終わると、グランドフィルハーモニック東京の皆さんに続く形で「コンサートマスター:對馬哲男さん」「指揮者:井田勝大さん」が続々と登壇され、演奏会がスタートしました(*´ω`*)
1~3曲目:穏やかな街 ネオ・ヴェネツィア
「1曲目:鐘楼のパトリ~ネオ・ヴェネツィア~」は、アニメ内で何度も登場してきたARIAを代表する楽曲の1つです。ゆったりと流れるピアノはネオヴェネツィアの一日の始まりを連想させてくれます。昂りすぎた私の気持ちを落ち着かせつつも、ARIAの世界に優しく誘ってくれるような開幕にピッタリの一曲でした!
「2曲目:ネオ・ヴェネツィアの秋」は「劇場版:『ARIA The CREPUSCOLO』」の書き下ろし曲です。曲名どおりの街並みが思い浮かぶとともに、秋になると感じるちょっぴり物憂げな心情を表現しているような音色ながらも、アンニュイな癒しを与えてくれるおススメの一曲です……(´-ω-`)
「3曲目:AQUA」も1曲目と同様にARIAの代表曲の1つで、弾むように奏でられる楽器たちが爽快な気分にさせてくれます! ギターによる演奏が原曲の雰囲気を再現しつつ、オーケストラ演奏が加わる事で深みのあるメロディを醸していました!
3曲目の演奏後は「司会進行:檜山沙耶さん」が登壇され、1~3曲目が「穏やかな街 ネオ・ヴェネツィア」、4曲目からは「愛すべき日々」といったように「本公演で演奏する曲ごとにテーマを冠した構成になっている」との旨をお話されました。
檜山さんが登壇されたことに喜ぶとともに、構成ごとにテーマを持たせるという演出にワクワクが止まらず、演奏再開をソワソワしながら待ち望みました(●´ω`●)
4~8曲目:愛すべき日々
「4曲目:オレンジの日々」は街中でのショッピングを楽しむように軽やかなギターのリズムが耳心地良く、2024年2月に開催された「ARIAベネチアツアー2024」に参加した時の素晴らしい思い出が脳内に蘇るようでした!
「5曲目:おかしなふたり」はコミカルチックな楽曲ですが、オーケストラ演奏によって壮大な音の質感を味わいました。これならアリア社長の冒険譚も、今まで以上に手に汗握りそうです……!(笑)
上記4曲目と「6曲目:アクアアルタ日和」「7曲目:夕凪」は、前回公演では未演奏の楽曲で、原曲とは一味違った表現に聞き惚れました。特に「アニメ2期:『ARIA The NATURAL』:第12話Bパート『その 夜光鈴の光は…』」での切ないシーンを思い出してしまう「夕凪」は、オーケストラアレンジVer.での演奏を聴いてみたかったので、この場に参加できて良かったと心から感じた一曲でした……( ;∀;)
感傷に浸る私を励ますどころか、吹き飛ばす勢いで演奏された「8曲目:逆漕ぎクイーン」は、演奏後にファンからの万雷の拍手が鳴り止まないほどテンション爆アゲな一曲でした\(◎o◎)/! 疾走感やハチャメチャ感を原曲以上に感じられるのもオケコンならではだと、耳だけでなく肌でも実感できました!
9~11曲目:華やかな風景
「9曲目:祝祭の幕が開く」は2曲目と同様に「劇場版:『ARIA The CREPUSCOLO』」の書き下ろし曲です。待望のお祭りの幕開けを楽しむ人々の心情を乗せたような演奏に、私もつられてワクワクしちゃいました(*´з`) ARIAの楽曲の中でも数多くの楽器を鳴らしている気がするのですが、それがワクワクの理由なのでしょうか?
「10曲目:クリスマス通り」も同じく書き下ろし曲ですが、ARIAの楽曲には珍しくジャズテイストでオトナな夜を感じられる点がお気に入りです! オケコンVer.によって一層ラグジュアリーなハーモニーを満喫した一曲でした(*ノωノ)
「11曲目:歓喜の街」は、ジャンジャンと勇むようにかき鳴らす弦楽器に、お祭りの活気をさらに引き上げてくれるような熱を感じました! 弦楽器はギターだけかと思いきや、本公演後に拝見したパンフレットによるとヴァイオリンによる演奏も加わっていたようで、音楽と弦楽器の世界の広さに感嘆しました……!
12~14曲目:美しい海と人と
「12曲目:夢のきざはし」は「劇場版:『ARIA The CREPUSCOLO』」において、アテナさん&アリスちゃんのすれちがいが無事解決したシーンで流れる、それまでの蟠りをゆっくりと解いてくれるような、優しさでいっぱいの楽曲に胸が温かくなりました。
開催記念パンフレットによると「作曲担当:秋岡欧さん」が10年以上ぶりにARIAのために書き下ろしてくださったとのことですが、ずっと昔から聴き馴染んでいたような安堵感にさせてくれます……!
「13曲目:永遠の海~A Song for Zephyr~」は物哀しさのあるメロディに心がキュッと切なくなりますが、夢のきざはしとは肌触りの違った優しさのメロディも聴こえてくる不思議な感覚を覚えます……当時のアリア社長とグランマが、ネオヴェネツィアの運河と夜明けを見つめていた気持ちが少しだけ理解できたような気がしました(ノД`)
「14曲目:旅立ちの空~ARIA Forever~」は「劇場版:『ARIA The BENEDIZIONE』」の書き下ろし曲です。劇場版三部作ラストの〆に相応しい、名残惜しさを含ませる余韻と、新しい物語の幕開けの両方を感じられる音色が最高でした……!
幕間のトークコーナー①
誰もが泣き虫セレナーデになったであろう3曲の演奏後は「サトジュン監督・さとうやすのさん・檜山沙耶さんによるトークコーナー」で幕間となりました。
ここまで演奏された楽曲を振り返りつつも、アイドルのコンサートのように観客席からの拍手を促したり、本公演の開催記念グッズの宣伝を行うサトジュン監督&さとうやすのさんのお茶目なお姿に笑ってしまい、期せずして涙が引っ込みました( *´艸`)笑
たしかこの時に「本公演にはブロックごとにテーマを設けており、全体を通じて『ネオヴェネツィアへ旅(=Viaggio)をしているような気分になってほしい』という思いを持って、セットリストを構成しました」との旨のお話を、サトジュン監督が仰っていたと思います。
サトジュン監督がオケコンを通じてARIAの世界を表現してくれたことにあらためて感謝しました。また、楽器やオーケストラの知識が皆無な私にとって「このテーマは本公演をより楽しませてくれる指針を授けてくださったんだなぁ……!」という気持ちにさせてもらいました(*´▽`*)
15~17曲目&生アフレコ「休日」
トークコーナーの終了に合わせて登壇者の皆さんが去ると「コミックス版:Navigation64 休日」が、ステージ上のスクリーンに映し出されました!
こちらは本公演の目玉演出の一つとして、スクリーンに流れるコマに合わせた生アフレコを行う予定でしたが、灯里ちゃん役の葉月絵理乃さんが欠席となったため、残念ながら別の機会までお預けとなってしまいました……
しかしながら「15曲目:入道雲の下で」「16曲目:アリアの憂鬱」「17曲目:追憶のドルチェ」の生演奏をBGMに、天野こずえ先生のイラストを大画面で拝見する贅沢な時間を体験できたのはでっかい幸せでした……(*‘∀‘)
「休日」は日々奮闘する灯里ちゃんの休暇の様子を描いています。お仕事に励む回や他のキャラ達と交流する回とは違った空気感や、一人前のウンディーネを目指して腕を磨いてきた灯里ちゃんの成長を垣間見ることができ、ぜひともアニメ版でも見てみたかった回でした! 時を超えてその願いの種が花開いたのは、本当にうれしかったです!
また、展開されるシーンごとに流れる選曲がドンピシャだったことにも感動しました……! 特に「入道雲の下で」が流れた時は、ヴァイオリンの荘厳な音色が聴こえた瞬間に鳥肌が立つほど心が騒めきました……(。-`ω-)
「アリアの憂鬱」では、休日のお昼過ぎのように、程よく肩の力が抜けるような演奏がこの回における灯里ちゃん&アリア社長の掛け合いにピッタリで、私もだら~んとリラックスしながら耳を傾けていました(笑)
一転して「追憶のドルチェ」の演奏時は、灯里ちゃんの楽しく踊るように漕ぎ進むゴンドラとともに、ARIAの名場面が次々と流れていく演出が最高でした! ゴンドラが水面を切るたびに素敵んぐな思い出が運河から湧き出るようで、このような表現もアニメーションならではだよなぁ……! と一人で謎の納得感を味わっていました……!

葉月絵理乃さん、いつの日かまたお会いできることを信じて!
……と願っていたのですが、2025年6月15日のイベントで「休日」の生アフレコを披露していただきました!
ありがたいことに本イベントも現地鑑賞することができ、元気なお姿とお声を拝見できて本当に良かったです(*^^)v
18~20曲目&生アフレコ「その 泣き虫さんったら…」
生アフレコはさらに続き「アニメ第2期『ARIA The NATURAL』第19話:『その 泣き虫さんったら…』」もお披露目されました!
風邪っぴき三日目で暇を持て余して街に繰り出すも、とあるキッカケから落ち込んでしまう藍華ちゃんの一連の心情と「18曲目:アジサイの小径」の曲調が、個人的には妙にマッチするんですよねぇ…… 一見軽やかな音色とテンポで進行するのに、所々で挟まってくる金切り音のような弦楽器が、そのような印象を抱かせるのでしょうか?
「19曲目:落陽」も曲名のように、夕日が沈む時の名残惜しさや悲しさがオケコンの演奏によって一層際立つように聴こえてきました。ARIAにはポジティブな意味合いで切なくなる楽曲は数あれど、終始もの悲しさが漂うような本曲は珍しいと思います。
灯里ちゃん&アリスちゃんの励ましに泣き止んだ藍華ちゃんを後押しするかのように、終盤には「20曲目:Rainbow Inst」が演奏され、私の心にも虹が架かったように晴れやかとした〆となりました(*’ω’*)
これら一連の楽曲もさることながら、このお話における藍華ちゃんの移り変わる喜怒哀楽を見事に演じる斎藤千和さんのアフレコにも感動しっぱなし……!
まさに「全身で表現する」という言葉が当てはまっていて、藍華ちゃんの感情の起伏に合わせて斎藤千和さんの姿勢や表情や雰囲気が一変していました……当たり前ですが、プロの声優さんの表現力ってすごいですよねぇ……(; ・`д・´)
21曲目&生アフレコ「その 変わりゆく日々に…」
最後の生アテレコで披露された「アニメ第3期『ARIA The ORIGINATION』第11話:『その 変わりゆく日々に…』」は、キャラクター達の成長を描きつつも、次のステージに向かうために今の日常と別れを告げなければならないような、切なさと温かさで満ちたお話です。
本話では、一人前のウンディーネに昇格したばかりのアリスちゃんが日々のお仕事に奮闘しながらも、ふとした拍子に灯里ちゃん&藍華ちゃんと久しく会えていないことを実感してしまい、思わず淋しさを吐露してしまうシーンが特に印象的です。
ネガティブモードを吹き飛ばすように自信を鼓舞するぺしぺしアリスちゃんのシーン、広橋涼さんがアフレコをされてるタイミングで、西村ちなみさんもほっぺをぺしへしされてるのが可愛らしくて萌えました……(笑)
その後、アリスちゃんがポツリと放った「さみしいよぉ……」を広橋涼さんによる生アテレコで聴くことができ、当時のアニメで観た時以上に胸が締め付けられました……;つД`)
合わせて演奏された「21曲目:ルーミスエテルネ」は本作品の中でも屈指の名曲で、目の前で繰り広げられる生演奏&生アフレコも相まって涙が止まりませんでした……!
この時の生アテレコですが、個人的にはアニメ版の時よりもアリスちゃんの淋しさを一際感じられたと思います。声の高さ・抑揚の付け方・感情の込め方・私の受け取り方・etc……と、私には計り知れない何かがそう感じさせたのだと思います。
いずれにせよ、アニメ放送当時とは一味違った表現を見せてくれた広橋涼さんには、でっかい感謝です……m(__)m
これら一連のアフレコ、藍華ちゃん回ではヒメ社長&まぁ社長を、アリスちゃん回ではゴンドラに乗船した家族のお母さんを、西村ちなみさんがそれぞれ担当されていました(家族の子どもは、斎藤千和さんが担当)
私がその事を知ったのは後述のトークコーナーにおける演者さん達の会話で、アニメ放送当時収録した音声を流しているのだと思っていたほどです。声優さんの演技力にあらためて感心し、夜の部ではしっかりと当該シーンの様子を目に焼き付けさせてもらいました!

オーケストラによる生演奏と同じくらい、声優さんたちの生アフレコはとても貴重な時間でした……!
オケコンが再度開催されるのであれば、このような演出をまた見てみたいです(`・ω・´)!
幕間のトークコーナー②
生アフレコを終えると、サトジュン監督&檜山沙耶さんが再び登壇されて、アフレコを担当した3名とともに2回目のトークコーナーとなりました。
早速アフレコの様子を振り返られましたが、観客席に居る私達と同様に演者さん達も興奮を隠しきれないご様子でした(笑)
「楽団のオーケストラ演奏を背中に受けてアフレコをするなんて、とっても贅沢な時間だよね!」「観客席のすすり泣きが聴こえてきて、つられて泣きそうになりました」といった旨のお話を聞き、ファンだけでなく演者さん達も幸せにする本公演の素晴らしさを再認識した幕間でした(´∀`)
その他にも「ARIAのイベントで実現したいこと談義」も盛り上がっていました。「楽団の方々も一緒に『にゃんにゃんぷう体操』がしてみたい」「年明けに合わせて皆でアウグーリ・ボナンノしてみたい」など、いわゆる「願いの種」をばら撒きまくっていたのが面白かったです(笑)
楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうようで、檜山沙耶さんから「次の演奏が最終ブロックです」との旨が告げられました。
この時、檜山さんがステージからの去り前に発した「それでは音楽の旅、最後の一歩までお楽しみください」とのセリフが、本公演に調和した見事な言い回しで、私の心に深く刻まれたのを今でも思い出します……!
登壇者と入れ替わるように楽団の皆さんがステージに再度集結し、いよいよ終盤に突入です(*‘∀‘)!
最終ブロック:牧野由依さん・グランドフィルハーモニック東京の共演
楽団の皆さんが準備完了となったタイミングで、指揮者の井田勝大さんから迎えられるように「牧野由依さん」が登壇されました!
ピアノ椅子に着席されて気持ちと呼吸を整えられる、凛々しいお姿の牧野由依さんが本当に格好良かったです……!
個人的な話ではございますが、牧野由依さんを直接拝見したのは2022年11月開催の単独ライブ以来だったこともあり、久しぶりに元気なお姿を見ることができただけでも、この場に居られて良かったです……(ノД`)・゜・。
そして、こちらの最終ブロックですが「昼の部・夜の部でセットリストが異なっていた」のが、本公演で一番驚いたポイントでした!
| 曲順 | 昼の部 | 夜の部 |
| 22 | シンフォニー | 横顔 |
| 23 | 横顔 | サンタクロスの空 |
| 24 | サンタクロスの空 | ウンディーネ |
| 25 | ウンディーネ | ユーフォリア |
「横顔・サンタクロスの空・ウンディーネ」は共通して鑑賞できましたが「昼の部:シンフォニー」「夜の部:ユーフォリア」が、それぞれの部でのみ鑑賞できる曲として演奏されたのですΣ(・ω・ノ)ノ!
さらに、セットリストに合わせる形で「昼の部・夜の部それぞれで演出も異なっていた」のもでっかいサプライズでした! 鑑賞当時は昼の部と夜の部で変更点があるとは夢にも思っていなかったので、最終ブロックにおける進行の違いに気づいた時には座席から崩れ落ちそうになりました……(;゚Д゚)笑

ということで、下記からは「昼の部と夜の部を混在した感想」を記載します! 読みにくい箇所は申し訳ないですが脳内補完をヨロシクですm(__)m
最終ブロックは先の生アフレコ同様、ステージ上のスクリーンに映像を流しながら演奏が行われましたが、昼の部では「アニメ1期『ARIA The ANIMATION』:第11話『その オレンジの日々を…』」と「シンフォニー」の弾き語りが披露されました。
この回は、灯里ちゃん・藍華ちゃん・アリスちゃん中輩組と、アリシアさん・晃さん・アテナさん先輩組の、ウンディーネとして過ごしてきたこれまでに重なる部分や、変わっていくもの・変わらないものの愛おしさがテーマになっています。
そのテーマに沿うような歌詞の「シンフォニー」と、流れてくるタイミングが完璧すぎて、作品全体を通じてもTOP3に入るほど大好きな回&楽曲です!
夜の部では「アニメ3期『ARIA The ORIGINATION』:第12話『その 蒼い海と風の中で…』」の映像と「横顔 アコースティックVer.」の弾き語りが披露されました。
この回は、灯里ちゃんのプリマ昇格をかけた試験の様子、これまで縁を通じ合ったキャラたちからの応援、複雑な感情を秘めつつも結末を見守るアリシアさん、そんな皆の想いを書き記したような歌詞と旋律の「横顔」が、見事なハーモニーを奏でます。
昼の部・夜の部どちらの曲も、オーケストラの重厚な演奏と牧野由依さんの芯のある謳声が共鳴してホール全体を包み込み、私としては本公演で一番魅了された時間でした……!
弾き語りが終わると、楽団の皆さんによる「サンタクロウスの空」の演奏が始まったのですが、牧野由依さんの弾き語りに敬意を表されるような流れに「粋」を感じました(`・ω・´)
この時、スクリーンには「アリシアさんが灯里ちゃんの片手袋を外すシーン」が流れていましたが、手袋を外す動きと演奏の速度が合わさるような演出をされていたとのことです……! こういった機微も大切にしてくれる演出と演奏は、ファンの心に本当に響きます……!

この一連の展開に魅了されすぎたあまり、脳みそがとろけて記憶があやふやになっているので、本公演収録のBDが発売されたら10,000回見直そうと思います!(笑)
その後は「アニメ3期『ARIA The ORIGINATION』:最終話『その 新しいはじまりに…』」の映像と「ウンディーネ」が披露されました。
アニメ版最終話の放送当時は、ARIAという物語が完結してしまう事実に大泣きしながら鑑賞していましたが、本公演ではオーケストラの壮麗な演奏とともに鑑賞できたことで「タイトル通り、完結と同時に新しい物語の幕開けでもあるんだなぁ……!」と気づかされた時間でした……;つД`)
演奏後はステージ上の皆さんが去っていきましたが、ファンの皆さんの大きな拍手もあり、演奏者さん達と牧野由依さんが再び登壇されました。
アンコールとして夜の部では「ユーフォリア」のイントロが澄み渡ってきた瞬間、ARIAが与えてくれたこれまでの出来事が走馬燈のように私の脳内に広がりました……! 曲が進む中で様々な楽器が用いられて、ラストには「これこそオーケストラの醍醐味だ!」と唸るような音色の重なりに圧倒されました!
これは私だけかもしれませんが「本公演における牧野由依さんの歌唱が、アニメ版放送当時と比べて何一つ色褪せていなかった」ことも、大きな感動を覚えました……
プロとはいえ、20年前の声色を今現在も披露されるために費やした努力は並大抵の事ではないはずです……(´-ω-`) 以前に開催された個人ライブにて、声の不調のため進行が困難になった様子を見たこともあり、本公演でのびのびと歌い上げる牧野由依さんのお姿は本当に輝いておられました……!
最終ブロックと本公演の締め括りには「満月のドルチェ」が演奏され、落涙と興奮で最高潮の心身を優しく包み込んでくれました。どこからか河井英里さんの謳声も聴こえてくるようで、本公演のラストにピッタリな楽曲に充実感で胸がいっぱいとなりました……!
閉幕時の様子・後日談など
閉幕直後の様子
アンコール演奏の終了後は、登壇された皆さんによるカーテンコールが行われて大団円です。その後は皆さんが撤退されるとともに、ホール内の照明が暗転しました。素晴らしいひとときも、あっという間に閉幕です。
「最高だったなぁ……来年以降も、演奏会でARIAの楽曲を聴ける機会があると良いなぁ……」と余韻に浸りながら帰り支度を整えようとしたところ、ステージ上のスクリーンに突如として映像が流れました。
そこには特報として「『ARIA The CONCERT 2025』:2025年10月13日にパシフィコ横浜で開催」との一文が!!
予想外すぎる展開に頭の処理が追い付かないまま、出演者リストも発表されましたが、本公演に参加された皆さんにくわえ「Choro Club feat. Senooさん」「窪田ミナさん」「安野希世乃さん」「ROUND TABLEさん」など、歴代のARIA作品に携わった方々のお名前が並びました!
出演者のお名前が一人一人出るたびに、私やファンの皆さんの悲鳴のような歓喜の声と大きな拍手ががホール内に反響するようでした\(◎o◎)/笑

思い返すと、幕間のトークコーナーにてサトジュン監督が「2も3もやるけど……きっと」と発言されていましたが、ご本人も関係各位も「あっぶねー!!」と冷や汗かいてたのかもと想像すると、クスっとしました(笑)
皆さん口にされていましたが、次回公演の会場がベイエリアにあるのでARIAの世界により没入できるのもベネですよね! 本公演が終わった瞬間から次回公演を楽しみに待ち望める私たちは、本当にでっかい幸せ者です(*´ω`*)
特報後は、アリシアさんの閉幕メッセージがホール内に流れました。最後の瞬間までARIAで満ち溢れた時空間を演出してくださり、でっかい感謝と感動で心身を満たしながら会場を後にしました……!

夜の部終演後、会場を出るとライトアップされた「東京スカイツリー」がとても綺麗で思わずパシャリ!
ライトアップカラーの蒼がARIAっぽいなぁ……としみじみしながらふと冷静に考えると「次回公演が8ヵ月後って、願いの種咲くの早すぎでしょ!?」と一人ツッコミしてしまいました(笑)
翌日には公式Twitterから「本公演に参加したキャスト陣のコメント」が届きました!
閉幕直後に収録されたコメントは、ファンの方々と同じくらい熱意の入った斎藤千和さん、しみじみと本公演を振り返る西村ちなみさん、ある意味では平常運転な広橋涼さんと、三者三様なご様子が面白かったです(´艸`*)笑
アーカイブ配信&後日談トークの視聴
本記事の冒頭でも記載した「電子チケット購入によるアーカイブ配信」のおかげで、配信最終日まで繰り返し本公演を鑑賞しました!
配信から数日後には「さとうやすのさん編集:Newバージョン」に差し変えていただいたこともあり、公演日当日は見逃してしまった演奏の様子はもちろん、色々な視点や角度・同時進行で展開される演出を楽しめたこともうれしかったです(#^^#)!
本公演の感想や熱い想いの数々は、ARIAファンのTwitter上でも多く見受けられました。
出演された皆さんも様々な場で感想を述べておられましたが、2025年3月30日に行われたラジオ「文化放送:檜山沙耶のアニウラ~アニメの裏側を覗く~」における「檜山沙耶さん・サトジュン監督・さとうやすのさんの後日談トーク」は、演出の意図や舞台裏のエピソードなどのお話がとても興味深かったです!
サトジュン監督
・本公演のテーマは「旅」で、セットリスト(セトリ)の内容によって「ドラマ」が見えてくる。本公演は「街を散策する感じ」でスタートして、旅が終わっていくようなラストをイメージしていた
・(檜山沙耶さん:目の前にネオヴェネツィアの風景が出てくるような、旅の観光マップみたいに聴いていた)大成功ですね(笑)
・(ARIAの楽曲として10年以上ぶりに「楽曲:夢のきざはし」の制作依頼をしたことに触れて)年数を重ねると同じ雰囲気の曲を作れる作曲家は少ないが、ちゃんとあの頃に戻って作ってくれた。作曲家の方がARIAが好きだからこそ(できた)
さとうやすのさん
・サトジュン監督が決めた「旅」というテーマを4ブロックに分けて、前回公演時に演奏した楽曲を取り入れつつ、今回初演奏の楽曲とのバランスを考えて織り交ぜなら、セトリを決めていった
・演奏曲について、前回公演は完全にオーケストラ仕様だったが、本公演ではギターやドラムなどを用いたことで、よりARIAらしいパワフルさを演奏できた
・会場BGMを含めたすべてを、前々日の直前まで選曲・校正した。影ナレのアリシアさんのセリフを流すタイミングも、しっかりと計算した
檜山沙耶さん
・演出やセトリが完璧なあまり、ゲネプロ(最終リハーサル)では泣いてしまった。昼の部と夜の部の本番では、泣くのを我慢するほどだった
・葉月絵理乃さんが体調不良で不参加になったことを配慮して「明日、夕暮れまで」を閉幕後に流す演出にも涙した
・松竹さんに「ARIAの制服をまた作って下さい」とお願いした(すしPさん:善処します。前向きに……との回答)(サトジュン監督:やらない時に言う言葉じゃんw)(やすのさん:今度会ったら突いておきますw)
※上記発言は一部抜粋のうえ、要約しております

まさに「舞台の裏側」といったトークばかりで、本公演当時の思い出と重ねながら視聴しました(∩´∀`)∩
BDの発売決定!
本公演終了直後からアーカイブ配信終了後も「本公演を収めたBDがぜひ欲しい!!」とずーーーーーーーーっと願っていましたが「2025年10月29日にBD発売決定」のお知らせが公式より届きました!! やったー\(^o^)/!!!!
アーカイブ配信された夜の部の映像のブラッシュアップ版が収録されるとのことで、より洗練された本公演に再会できる日が待ち遠しいです!
また、BD発売まで残り1ヵ月が迫ると公式Twitterにて「本公演当時の様子の一部」がツイートされました! 本記事を執筆中にも本ツイートを都度見返していますが、当時の思い出が旋律とともに蘇っています……( ;∀;)
次回公演とBD発売のどちらも本当に楽しみなので、皆さんとともにその感動を分かち合えればうれしいです!
おわりに
本記事内で何度かお伝えした通り、オーケストラや楽器に詳しくない私でもでっかい素敵んぐに満ちた時間を過ごすことができ、本当に感無量の一日でした!
大好きな作品のオケコンであることはもちろん、会場の規模・演者の皆さん・演出内容やセトリなど、前回公演の経験をベースにパワーアップされていたことも、でっかい感動をもたらしてくれた要因であるのは間違いないです。
聞き馴染みのある楽曲が、オーケストラ楽団によって音量・音質・曲調の全てが新しい世界に一変するかのような感覚は、鑑賞した人にしか味わえない貴重な経験だと確信しています。このような機会にしかオーケストラ演奏に触れられない私ではございますが、次回公演でもオケコンの世界に圧倒されてみたいです……!
また、生アフレコも最高の演出の一つでした! 原作やアニメ版を目の当たりにしながら、演者さんと演奏者さん達の生パフォーマンスを体験できるって至福すぎました……! 各所調整が大変だとは思いますが、こちらもぜひ次回公演で観られれば最高です(≧◇≦)!
そして、関係各位&ARIAファンの愛情が願いの種を開花させてくれたおかげで、私も引き続き夢を見ることができてうれしい限りです! 今より少しでも音楽の知見を広げて次回公演を迎えられればと思います!

よくよく考えてみるに、前回公演でオケコンの凄まじさに感動を覚えていましたが、2025年は2回も開催されるって奇跡も奇跡ですよね……(;´∀`)笑
皆さんの感想やコメントもぜひお待ちしております!
次回公演をはじめ、今後開催されるであろう様々なARIAイベントでもお会いできればうれしいです(*´ω`*)









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