ARIA The CONCERT 2025を現地鑑賞しました!

2025年10月13日に開催された「ARIA The CONCERT 2025」を現地鑑賞した際の感想を、以下に記載します!

できれば、本公演のアーカイブ配信最終日までに全文を公開したかったのですが間に合わず……中途半端な形ですみません( ;´Д`)

ひとまず執筆できた感想を掲載し、都度追記していきます! 当時の楽しい想いを共有できればうれしいです(´▽`*)

  • 2025/11/1 「開演前アナウンス」から「雨降花」まで公開

公演時の様子

開演前のアナウンス

ARIAオケコンの時には「アリシアさん役:大原さやかさん」が担当されていたこともあり、今回もARIAのキャラクターの誰かが担当するのかなぁ……と予想していました。

そのアリシアさんとともに「アリア社長役:西村ちなみさん」による開演前アナウンスが始まりましたが、まさか「グランマ(天地秋乃)役:松尾佳子さん」のお声も聴けるとは全く思わなんだ……(; ・`д・´)!

松尾さんは「劇場版第三部『ARIA The BENEDIZIONE』」以来のご出演でしょうか? 予想外のうれしいサプライズに良い意味でとてもビックリしましたが「グランマ・アリシアさん・アリア社長の掛け合い」を聴けて、胸がでっかい幸せでいっぱいになりました(#^^#)

河井英里さんによる幕開け

舞台の照明が落とされ、いよいよ幕開けです!

「先陣を切るのはどのアーティストさんかな?」とワクワクしながら舞台上を凝視していましたが、突如として会場内に響き渡ったのは「河井英里さん:1曲目『ARIA』」でした……こんなの泣くに決まってますよ……(ノД`)・゜・。

曲が進むと同時に、舞台上のライトが蒼く照らされていったのですが、まるで「河井英里さんが会場を包み込むように見守ってくださる」ように感じました。この先、ARIAがどのような展開を迎えても「河井英里さんの存在と謳声は必要不可欠である」と再認識した時間でした……!

妹尾武さんの演奏

河井英里さんのコーラスが終わると「ピアノ:妹尾武さん」による「2曲目『そして舟は行く』」の旋律とともに、アニメ版&劇場版のカットが舞台上のスクリーンとともに流れました!

妹尾さんのピアノは、流れるような指使いと音色が優しくて本当に素敵んぐでした……! このままいつまでも演奏されるお姿を拝見していたいなぁ……と、リラックスしながら身も心も委ねていました(´ω`)

Choro Club.feat妹尾武さん

続いて聴こえてきたのは「Choro Club.feat妹尾武さん」による「3曲目『AQUA』」です! 原曲よりもやや変化をつけたアコギのテンポが軽やかに心を弾ませてくれたおかげで、アニメ版を見ていた当時を思い出しながら耳を傾けていました!

「笹子重治さん・秋岡欧さん・沢田穣治さん」の「アコースティックギター・バンドリン・コントラバス」が奏でる弦の音は、まさしく「ARIAを象徴する音楽の一つ」ですよね……!

続く「4曲目『オレンジの日々』」は、妹尾さんのピアノが合わさったこともあり、原曲以上にしっとりとした雰囲気がゆっくりと耳に馴染んでいきました……(´-ω-`) 落ち着いた曲風も相まって、演奏されている皆さんがより風格ある佇まいに見え、その様子に安心感を覚えたのが印象的でした。

一転して「5曲目『春一番』」のように、おどけるように弾む演奏もされるので、そのギャップにますます惹かれていきます……( *´艸`)笑

伊藤ハルトシさんの登場

春一番の演奏後は、メンバー紹介の時間を挟みつつ「チェロ:伊藤ハルトシさん」が合流され、20年に一度のスペシャルメンバーによる演奏がスタートしました!

余談ですが「『Choro Club.feat妹尾武.with伊藤ハルトシ』って文字数長ーーーい!」と、一人心の中でツッコんでいました(笑)

「6曲目『祝祭の幕が開く』」は、2025年2月開催の「ARIAオケコン」でも演奏された楽曲です。当時はオーケストラ演奏による圧倒されるようなアレンジに身震いするほど感動しましたが、本公演での楽器構成によるアレンジも違ったベクトルで身震いしました……!

恥ずかしながら、私の耳が一度に多くの音を識別できない&パシフィコ横浜の音響や構造が素晴らしいということもあり、個人的には「ARIAオケコンの時以上に、チェロの優雅な弦の響きを感じられた」ことがうれしかったです!

その考えは「7曲目『満月のドルチェ』」でさらに確信するほど、チェロとピアノの二重奏が至福すぎました……! こんなにも大きい会場が2つの楽器が奏でる音で満たされるって、あらためて考えるとでっかい感動ですよね! 妹尾さんと伊藤さんが笑みを交わしながら歩幅を合わせるように演奏される様子も、でっかいカッコよかったです!

続く「8曲目『夕凪』」は、最初の一音が流れてくるだけで無性に泣きたくなるんですよねぇ……(´;ω;`) 「Choro Clubさんの音楽は『人が持つ原初の記憶を優しく解いてくれる』んだよなぁ……」との想いが、本曲を聴いて心によぎりました。ARIAを抜きにしたとしても、Choro Clubさんの音楽を生涯にわたって聴いていたいなぁと、強く思いました。

「9曲目『いつか来た道』」はアーカイブ配信を見返した時、幸せそうにピアノを弾く妹尾さんがよく写っていたこともあり、私まで幸せをお裾分けしてもらいました(´▽`*) Choro Clubの皆さんも真剣な表情で演奏されていましたが、きっと心は幸福感でいっぱいだったのだろうと思っています! 今回のような規模感だと、演者さん一人一人の様子をよりフォーカスして拝見できるのも魅力的ですね!

ここで、妹尾さんと伊藤さんが一度壇上から降りると「10曲目『ゴンドラの夢』」が流れ、Choro Clubさん達による演奏が一旦締めくくられました! 演奏開始時、沢田さんがスタンバイの途中だったようで、慌てながら演奏をスタートされたように見受けられたのが萌えました(笑)

本曲は、アニメ版放映時における本編開始前ナレーションと一緒にかけられていたこともあり、個人的には「俺たちChoro Clubの演奏はひとまずここまでだけど、本公演はまだ始まったばかりだぜ!」という、公式さんからのメッセージだと受け取りました!

広橋涼さんの登場

Choro Clubさんに観客席からの拍手が贈られると間もなく、舞台上のスクリーンに「アニメ版2期:ARIA The NATURAL 13話『その でっかい自分ルールを…』」のワンシーンが流れました。

そのシーンでは「当時のアテナさん役:川上とも子さん」とアリスちゃんのやり取りが放映されました。河井英里さんと同じく「川上とも子さんもARIAにとってかけがえのない方のお一人」であり、本公演でも再会できたのは本当にうれしかったです!

「劇場版のアテナさん役:佐藤利奈さん」による優しく寄り添うようなお姉さんのお声も好きですが、川上さんが紡ぐ、ふわふわでほんわかとしたお声も好きなんだよなぁ……と、本話シーンを見てあらためて思いました;つД`)

アニメのワンシーンが流れ終わると「ピアノ:窪田ミナさん」による「11曲目『コッコロ』」の旋律が流れるとともに、河井英里さんの謳声が聴こえてきました。

「劇場版第2部『ARIA The CREPUSCOLO』」での一幕を思い出すなぁ……と感傷に浸っていると、ステージ中央が徐々に照らされながら「アリスちゃん役:広橋涼さん」による輪唱が始まり、映画の感動的なラストシーンが目の前で再現されました……な、涙でぼやけてよく見えねぇや……(ノД`)・゜・。

この時、舞台上のスクリーンにも映画の該当シーンが流れていたのですが「キャラ達の口の動きと、舞台上で歌唱する動きがピッタリ一致」していたんですよね……! ARIAオケコンの時と同様に「スタッフさん達の高い技量と積み重ねた練習の賜物」だと驚嘆しました\(◎o◎)/!

歌唱後は広橋さんと窪田さんが自己紹介されましたが、お二人とも涙ぐんでいる様子にグッときましたし、お二人とも「河井英里さんと一緒に謳うことができてうれしい!」との旨をお話されていて、さらにグググっときました……( ;∀;)

次の曲を演奏すべく、沢田さんとともに「杉野裕さん」「小寺麻由さん」「島岡智子さん」「結城貴弘さん」による「弦カルテット」の皆さんが登場されました。弦楽器のチューニング中にも、窪田さんと広橋さんが河井英里さんとの思い出を語っておられたのが切なくも温かい気持ちになりました……

そして始まった「12曲目『バルカローレ』」は「本公演のためにアレンジされたピアノイントロの入り⇒広橋さんの謳い出し」の一連の流れが、あまりにも美しすぎて思考が完全に停止しました…… 楽曲そのものに「美」を感じたのは久々で凄まじい感動体験を味わいました……

本曲自体が号泣必至なのですが、舞台上のスクリーンに映し出されるアテナさん、その映像をバックに伸び伸びと歌唱する広橋さん、演奏者さんの奏でる音色のすべてが合わさりシンクロしていて、溢れる涙を抑えられませんでした……

ラスサビに入る前、河井英里さんの存在や会場の雰囲気を感じ取るように瞳を閉じていた広橋さんが、ラスサビを謳われるとともにだんだんと笑顔になっていく様子にも強く感動しました(´;ω;`)

締めの一曲「13曲目『ルーミスエテルネ』」でもいっそうと楽しそうに謳い上げる広橋さんの姿は、まさに「謳うことが大好きだったことを思い出したアリスちゃんそのまま」で、舞台上のスクリーンに流れるプリマ昇格試験時の映像と一体化していました……!

めぐるめく感動の大波に攫われまいと、一番サビ後の演奏時にどうにか落ち着きを取り戻したところで「広橋涼さんのマイクスタンド&イヤリングに『向日葵』が付けられている」ことに気づきました。

本公演のテーマが「花」であるのと、アテナさん・アリスちゃんが所属する「オレンジぷらねっとのイメージカラー」に合ったお花を選ばれたのかな? 

……と思っていたのですが、2番突入後に舞台上のスクリーンへ「河井英里さん:レコーディング当時の撮影映像」が映し出された瞬間「河井英里さん追悼アルバム:天野こずえ先生が寄せた『ジャケットイラスト』」が脳内に展開され、すべてを悟りました……

開演からまだ1時間ほどしか経っていませんが「セトリも演出も神&神」です。涙の貯蔵はとうに枯れ果てました\(^o^)/笑

河井英里さんと広橋涼さんの織り重なる謳声が鑑賞する全ての方々に届き渡ったところで、このコーナーの区切りとなりました。

斎藤千和さんの登場

舞台袖へ引いていく広橋涼さんに沢山の拍手が贈られながら、入れ替わる形で「藍華ちゃん役:斎藤千和さん」が登場されました。開口一番「泣いちゃいますよね?」と観客席に問いかける斎藤さん、僕らの気持ちをよく分かってらっしゃる……(´;ω;`)笑

少し間を置いてから歌唱を始めるのかと思いきや「気持ちを落ち着かせるためにも……」とのご提案で「姫屋に対する想い」を語る時間を設けてくれました。その際「原作版:Navigation61『クローバー』」にまつわるエピソードをお話されました。

ライバルでもあり親友でもあるアリシアさん・アテナさんのような「天賦の才=四つ葉のクローバー」を自身が持っていない事に苦悩する晃さんに、幼少期の藍華ちゃんが「無いなら足せばいいんだよ!」と薔薇の花びらを一片添えて四つ葉にしてくれたことで「努力に秀でた『秀才』になろう!」と決意する、とっても素敵んぐなお話です。

こちらは、当時の斎藤さんが晃さんと同じ悩みを抱えていると「原作者:天野こずえ先生」に打ち明けた際に、描き下ろされたお話との事です。ですが、齋藤さんがこのお話を読んだ後も「それでも四つ葉のクローバーが欲しいなぁ……」と考えていましたと、20年越しに初めて告白してくださいました。

斎藤さんの周囲にも四つ葉のクローバーを持つ方々が多く居られたからこそ、長年にわたって悩み続けたそうですが「きっと皆さん、苦しい事や悲しい事を多く経験しながら『自分だけの花びらをくっつけた四つ葉のクローバー』を持っているんだ」と、これこそが20年の歳月を経て辿り着いた「姫屋イズム」だとお話されました。

また「この20年で少しでも晃さんに近づけていると良いな」「『ローゼンクイーン』の名に相応しい素敵な人物に近づけていると良いな」」とも語られていました。これら一連のお話を聞いた私は「声優として大活躍される齋藤さんでも才能について悩むんだなぁ……」と驚きつつ「それでも、藍華ちゃんを体現できるのは斎藤千和さんしか考えられない!」とも思いました。

インタビュー記事などで齋藤さんの事を知る機会もあったと思いますが「齋藤さんご自身の想いや考えを直接聞けたのは、ある意味では楽曲の生演奏を聴くことよりも貴重だなぁ……」と感じました。この時間だけでも、本公演を鑑賞できて本当に良かったと再度実感しました。

様々な想いを語り終えてから「私なりのやり方で謳を届けたいと思います!」と、舞台上のテーブルから何かを持ってマイクスタンドの前にスタンバイされました。それが「一輪の薔薇」だと気づくと同時に「さぁ、お手をどうぞ」と、藍華ちゃんのお声でゴンドラにアテンドしてくれる斎藤千和さん……やはり藍華ちゃんをこの世界に顕現できるのは貴方しかいませんよ……(´;ω;`)

多くの感情が自身の中で飛び交う数分間でしたが、窪田ミナさんの優和なピアノとともに「14曲目『髪とヘアピンと私』」が謳い出され、再び至福の空間に戻ることができました……

本曲はまさに「THE・藍華ちゃん’sソング」で、アルくんへの複雑な乙女心がタイトル・歌詞・メロディすべてにおいて、彼女の心情が的確に表現されているのが最高なんです(*ノωノ)

舞台上のスクリーンにも、アルくんと藍華ちゃんの距離感と関係性が一歩縮まった「アニメ版三期:ARIA The ORIGINATION 10話『その お月見の夜のときめきは…』」が映し出されます。そちらをバックにして、ちょっぴりはにかむように歌唱する斎藤千和さんは、本当に藍華ちゃんそのものでした……!

ラスサビ後の十数秒間、会場に澄み渡る打鍵音と弦音の響きも、本曲の余韻を際立たせてくれました。本公演の出演者リストに齋藤さんのお名前を見た時から確実に披露されるだろうなぁ……との心づもりでしたが、目の前で生演奏・生歌唱で聴けて本曲の魅力を再発見できました!

歌唱後には「姫屋のゴンドラへご乗船ありがとうございました。引き続きネオヴェネツィアをお楽しみください」と粋なセリフを残されて、次のコーナーに移りました。

安野希世乃さんの登場

「『オレンジぷらねっと⇒姫屋』とくればお次はいよいよ……!?」と更なる感動に備えるため身を引き締めていると、葉月絵理乃さんにしてはシルエットがやや異なる人の影が、ステージ中央に現れました。

葉月さんじゃないのか……? とやや戸惑っていると、陽光のように温かいメロディがピアノから流れてきて思わず鳥肌が立ちました。舞台上が照らされると同時に「劇場版第2部:『ARIA The CREPUSCOLO』」でOPを担当された「安野希世乃さん」による「15曲目『フェリチータ』」が会場を包みました! こんなの予想できるわけないよぉ……(;゚Д゚)笑

劇場版の第2部は第1部から数年後に公開されたこともありますが、私が初めて本曲に触れたとき「俺たちのARIAが帰ってきたんだ……!」と感じるほど、ずっと以前から聴き馴染んでいたような感覚になったんですよね…… 楽曲自体のクオリティの高さはもちろん、安野さんが持つ「ARIAへの愛」がそのように感じさせてくれるからだと、確信しています(*^^)

また個人的には、本公演の出演者さんの中でも「謳声に芯があって安定感が抜群」とも感じました。安野さんは「マクロスΔ」「アイドルマスターシンデレラガールズ」をはじめとする多くの作品でも活躍されており、その経験もあってこそだと思います。

ARIAが今後も続く先で、新しく登場するキャラクターに声と命を吹き込んでくれる方も、安野さんのような方であればうれしいなぁと、しみじみしながら聴き入っていました(*´Д`)

牧野由依さんの登場

「フェリチータの後は『劇場版第2部のEDテーマ:echoes』って流れだな!」と心の準備をしていると、安野さんが感謝の言葉とともに一礼して去っていきました。予想が悉く外れていますが、本公演は良い意味で裏切られっぱなしなのも、なんだかクセになってきました(笑)

間もなく、舞台左部に設置された階段付のステージに「牧野由依さん」が現れました! この時、舞台装置から差し込む蒼い光を背景にして登場されましたが、あたかも「天上界から降臨なされた」ような光景に拝んでしまいそうになりました……何を言ってるんでしょうね私は\(^o^)/笑

言うまでもなく、牧野さんは「アニメ版&劇場版のOP・ED・挿入歌を担当されてきた、ARIAを象徴する方々の一人」です。私自身、牧野さんの謳声を聴いたことで人生初のアニメCDを購入したり、単独ライブにも足を運んだりと、ARIAと同じくらいに牧野さん自身にも魅了されました。

多くの楽曲を担当された中でトップバッターとして選ばれたのは「アニメ版3期『ARIA The ORIGINATION』のOP:16曲目『スピラーレ』」でした! ARIAオケコンの時にも牧野さんは出演されましたが、その時には本曲がセトリに無かったこともあり、本公演で聴けたことへの感動もひとしおでした。

1番を歌い終えると、2番の歌詞を口ずさみながら階段付のステージから降りて舞台中央にお越しくださいました。移動しながらの歌唱は想像以上に難しい挙動だと思われますが、こともなげに優美に降りてくる様子を見て流石だなぁ……と感心していました。

スピラーレのお披露目後、牧野さんが自己紹介をされる時に「ARIA20周年おめでとうございます。ずっとずっと愛してくださってありがとうございます」「こんなにも愛に溢れる作品に関われて、とってもとっても幸せです」ともお話され、思わず「こちらこそです~~~~(´;ω;`)!!」と心の中でセルフ応答していました(笑)

窪田ミナさんとのトークでは「本当に良い時間を過ごさせてもらっています」との想いを窪田さんから再度お聞きできて、さらに幸せが深まりましたのですが、その流れで「20年前、東京目黒のスタジオで『河井英里さんと初めて出会った』エピソード」をお話されました。

それは、河井さんが仮歌を吹き込んだ「アニメ版1期『ARIA The ANIMATION』のOP『ウンディーネ』」を聴きながら練習していた牧野さんに「つきっきりで歌唱指導してくれた優しいお姿を今でも思い出します」とのエピソードでした。

当時大学生だった牧野さんにとっては、頼もしい師匠であるとともに、優しく導いてくれるお姉さんでもあったのだろうと思われます。窪田ミナさんも頷きながら聞いておられたり、他の出演者さんも同じような想いを語られたりと、皆さんの心の奥深くに在り続ける河井英里さんは本当にかけがえのない方だったのだと、強く思いました……

エピソードトークに一息つけると、ここまで舞台上で演奏を担当された「弦カルテットの皆さん」の紹介が行われました。その後に届けられた楽曲は「アニメ版2期『ARIA The NATURAL』のOP:17曲目『ユーフォリア』」でした。

本曲は、私が初めてARIAと出会ったアニメ版2期の曲ということもあり、ARIAの楽曲の中でも個人的ランキングTOP3に君臨しています(´Д`)  曲自体はもちろん最高でしたが、歌唱中に舞台上を右に左に動いて客席にアピールしてくれる牧野さん、ライブパフォーマンス力(ぢから)が高すぎます!

観客席の左右エリアに座っておられた皆さんがうらやましい……と悔しがっていたのですが、アーカイブ配信を見直すと配信用カメラにも満面の笑みと目線をくださっており、アーカイブ配信の醍醐味ををこれでもかと味わえました(´艸`)笑

上記のエピソードトークで話題に上がった「18曲目『ウンディーネ』」も披露されましたが、舞台上に居る皆さんのハイクオリティなパフォーマンスのおかげで、本当に20年前にタイムスリップしたかのような奇跡的体験を噛みしめていました! ラスサビ後の荘厳なコンチェルトにも肌の粟立ちを感じつつ、牧野さんが舞台上から去っていきました……

ウンディーネのアウトロが終わると、演奏者さん達のスポットライトが落とされました。名残惜しくも牧野さんのコーナーに別れを告げていたのですが、舞台上のスクリーンに流れた「アニメ版1期:ARIA The ANIMATION 第11話『その オレンジの日々を…』」のワンシーンを見ているうちに「も、もしやこの演出は……!?」と身構えておりました

見事(?)に予感は的中し、先ほどまで窪田ミナさんが着席されていたピアノに牧野さんが現れ、ご自身の弾き語りによる「19曲目『シンフォニー』」の演奏が始まりました! さらに舞台上を見ると「アコギ:北川勝利さん」「エレキギター:伊藤ハルトシさん」「ベース:千ヶ崎学さん」「ドラム:佐野康夫さん」が勢ぞろいされ、牧野さんコーナー延長戦の開幕です!

本曲はARIAオケコンでも歌唱されましたが、異なる楽器構成によるものもあってなのか、個人的には本公演の方がより原曲らしさを感じることができました。

サビ部分はハイトーンかつ声量ある伸び伸びとした歌声が特徴ですが、CD音源そのままに謳われる牧野さんの凄さに圧倒されました……! そして生演奏で弾き語りをするのは素人目にも大変な事だと思いますが、御御足に纏ったハイヒールで自在にペダルを踏み鍵盤に指を滑らせる様が凛々しすぎる……!

興奮冷めやらぬ私を諭すようにスローテンポで始まった「20曲目『雨降花』」は、しっとりと奏でられる曲調そのままに、会場全体へ儚く伝わっていきました。アニメ版OP・EDは他イベントで何度か聴いたことがありますが、本曲もいつか生演奏で聴いてみたいと願っていたので、それが叶って本当にうれしかったです!

ある意味では牧野さん以上に感動したのが、Choro Clubさん達のコーナーでチェロを担当していた「伊藤ハルトシさんのエレキギター」でした。というのも、原曲を妨げないギリギリを攻めながら掻き鳴らすその旋律がとても煽情的で、隣の席で一緒に鑑賞していたリア友に「セクシーが過ぎないか……!?」と謎の耳打ちをしてしまったほどです(*ノωノ)笑

牧野由依さん&演奏者の皆さんが醸し出す、濃密なARIAタイムに酔いしれたひとときでした……!

ひとまず、執筆した感想文はここまでです!

都度追記した際は本ページTOPにその旨を記載しますので、定期的にご覧いただければうれしいです!

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