はじめに
こんにちは、柿井です。
この記事では、2022年7月23日~8月14日で渋谷マルイで開催された展示会「ARIA The MEMORIA Ancora」について、個人的に印象深かったある展示物の感想を記載します。
大変恐れ入りますが、ネタバレありの感想を記載しますので場合によってはブラウザバックをお願い致します(;´Д`)
展示会の概要
天野こずえ先生の原作「AQUA・ARIA」および原作を元に佐藤順一総監督がアニメ化・映画化した各タイトルについて、原画や製作グッズはもちろん、伊東葉子先生描き下ろしのキービジュアルなどの貴重な品々が数多く展示されたイベントです!
渋谷では8月14日までの開催ですが、大阪なんばでも8月27日~9月11日で開催予定との事です!
同年1月15日~2月13日開催の「『ARIA The BENEDIZIONE』 POP UP Gallery in Akib@ko」」に続いての展示会となりました。
映画「ARIA The BENEDIZIONE」内に登場した各ウンディーネの肖像やゴンドラのジオラマ展示など、今回もファンにはたまらないイベントになりましたね!
登場キャラクターが浴衣に扮した描き下ろし等身大パネルも可愛すぎた……
あのコーナーだけで100枚くらい写真とった気がします(笑)
上記をはじめ多くの貴重な展示物が掲載されていましたが、個人的に特に印象に残ったものがいくつかございますので、下記にその想いの丈を記載します!
展示物について(※以下ネタバレあり※)
ガイドマップ
1つめは「イタリア・ヴェネツィアツアーで配布予定だったガイドマップ」です。
このマップは、近畿日本ツーリストさんのご協力のもと、ARIAの世界のモチーフとなった「イタリア・ヴェネツィア」での聖地巡礼ツアーで配布予定のものだったそうです。
ファンにはたまらないツアーが企画されましたが、新型コロナウイルスの流行から大変残念ながら延期となっています……
延期から約2年、ツアー開催の際に参加者へ配布予定だったガイドマップが、なんと本展示会で展示されていました!
実は私、2015年に友人とヴェネチア旅行をした事がありますが、その時には気づかなかった聖地巡礼スポットも数多くマッピングされていたので、このガイドマップを見てとても感動しました!
マップとともに、近畿日本ツーリストの担当者様のコメントも掲載されていましたが、ARIAへの大きな愛が溢れる内容にこちらも胸が熱くなりました……(´;ω;`)
コメントには「劇場版に登場した聖地巡礼スポットを載せた、アップデート版のマップを製作したい」との旨もあり、1日でも早くツアーへ参加できる日がより待ち遠しくなりました!
完成版とネーム版
2つめは「ARIA The BENEDIZIONE」パンフレットの描き下ろし漫画「AQUARIAⅢ」の完成版とネーム版を見比べられる展示物でした。
その内容ですが、夜のネオヴェネツィアをあてもなく歩くペア時代の藍華ちゃんがウンディーネとしての理想と現実のギャップに悩む様子の描き方が異なっているように見受けました。
完成版では「私は優秀なんかじゃない」と、自身のスキルの低さや姫屋の跡継ぎとしてやっていけるかどうかの不安を嘆いていましたが、ネーム版では父母や姫屋そのもの、憧れていたはずのウンディーネを含めた周囲の環境を拒絶するようなセリフが描かれていました。
原作の各エピソードを見ても分かるように、藍華ちゃんは自己分析とストイックさに定評があるので完成版を自然に読んでいましたが、しっかり者の藍華ちゃんも思春期真っ只中の悩める一人の若者なので、ネーム版の流れになってもさもありなんだなぁ……と感じながら展示物を眺めていました。
(そういえば、晃さんの「思春期の一言では片付けられない〜」辺りのセリフも、完成版とネーム版で異なっていたと思います)
完成版とネーム版でセリフが大きく変わっているのを見たのが珍しかった事もあり、今回の展示会で特に印象に残った次第です。
もし機会があれば、どのような背景や意図があってセリフが変わったのかを、天野こずえ先生に尋ねてみたいなぁ……と思いました。
もし自分が藍華ちゃんの立場だったら、ストレス過多で早々にリタイアしてますね、、、
もがきながらも前進する藍華ちゃんの生き方を本当に尊敬しています。
ダラダラと拙文を書きましたが、完成版もネーム版もどちらの流れも好きですし、色んな解釈や感想を想い起こしてくれた天野先生本当にありがとうございます!!!! ってことを伝えたかったです(笑)
たとえ険しい道のりでであっても、晃さんをはじめとするネオヴェネツィアの皆がいれば素敵んぐなゴールを迎えるはずなので!!!!(笑)
おわりに
ぜひとも、当該展示物や上記をご覧になった皆さんのご感想やご意見も伺えたら嬉しいです!
当該展示物を見て湧き出たインスピレーションのまま本記事を投稿しましたが、撮影OKだった展示物の写真や全体を通じての感想を記載した記事も投稿しました! ぜひご覧いただければ嬉しいです!
人生の支えになっている作品の新たな視点や魅力に気づけてとても感慨深いイベントになりました! 開催して頂きありがとうございました!
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