はじめに
こんにちは。柿井です。
この記事では、「武田友紀(著)『気がつきすぎて疲れる』が驚くほどなくなる『繊細さん』の本」という書籍を参考に「五感を通じて感じるストレスと対処方法」について自己分析した内容を記載します。
本書について
以前に本書を読み、私は「周囲の方と比べてストレスを受けやすい性質(=繊細さん)を持つ」ことに気づかされましたが、それによりストレスとの向き合い方が少し上手くなったと感じています。
上手くなった理由を考えたとき、本書内の2章「毎日のストレスを防ぐカンタンなワザ」の内容を、自分なりに日常生活に応用できているからではないかと考えました。
そこで「五感ごとにストレスを感じる生活シーン&対処方法」について、私の体験談を基に以下に記載していきます。皆さんのご参考になれば幸いです。
五感のうち、どの感覚が鋭いかは人によって異なるそうです。
ご自身の生活シーンを思い浮かべながら、応用できる対処方法があればぜひお試しください。
視覚
シーン
「人が五感を使って得る情報の約9割は『視覚』から」とのデータもあるほど、目は意識的、無意識的に情報処理を行っており、他の五感に比べてもストレスを感じやすいシーンが多いと思われます。
私の場合、目を閉じる回数や秒数が多くなると疲れが蓄積している状態にあると判断しています。
また、ビビりな性格も影響して、視界に入る人の挙動を目で追うことで勝手に一人で疲れてしまうことも多いです(苦笑)
対処方法
PC作業時や地元を歩く時などは、あえて度数の弱い眼鏡(着用時は両目で0.5程度)を使用しています。
光量については、起床時は一番明るい照明灯(太陽光)で脳を目覚めさせて、徐々に目に入る光量を下げていくなどの対策をしています。
「ナイトモード」が搭載されたスマホやPCも光量調整できますし、それでも光が強いと感じたときには使用そのものをSTOPします。
簡単で当たり前な事のようですが、あらためて意識して行ったことでストレスを大きく低減させられたと実感しています!
アイマスクについては、まずは100均などの安い製品を試してみるのも良いと思います。
また、就寝前には「めぐりズム(ホットマスク)」を使用していますが、製品から発する蒸気で眼が温められるとリラックスできるのでオススメです。
聴覚
シーン
個人的には、視覚と同じくらい鋭い感覚を持つと思われるシーンが多いです。
TVは視覚から入る情報が多いことに加えて、最近のTV番組は喧しすぎるバラエティやネガティブなニュースが多いこともあり、見ているだけでしんどいです。。。
また、人によって聞き心地の悪い特定の音ってありますよね。
最近の私はラップを良く聞きますが、韻の回し方や独特なミュージックが苦手だと感じる方もいるので、その方にとってはストレスが溜まる一方だと思います。
対処方法
私の場合、TVをラジオに変えたり、耳栓をつけることで、音によるストレスを低減することができました。
お試しで購入した100均の耳栓が予想以上に良かったです!
スポンジタイプで耳にフィットするし、必要最低限の音量はしっかり聞こえます!
また、以下記事によると「完全な無音状態よりも、自分に合った音が流れる環境の方が集中力が上がる」との情報もあります。
色々な対策がありますが、自身が心地よいと感じる音や対策をいろいろ試すのが良さそうですね。
触覚
シーン
日本に住んでいるとある程度はしかたないですが、暑さや寒さからくるストレスも相当キツい思います。
私の場合は「寒さ」が特に苦手です。肌を刺されるような寒さが刺激となってストレスが溜まる、着込みすぎると肌がかぶれる、重さも気になる、まさに悪循環です。。。
また、苦手な人が同じ空間に居る時にゾワゾワするような感覚も、ストレスの原因の1つです。視覚的にも聴覚的にもストレスな場合は、より疲労が溜まると思います。
対処方法
気温の調節自体は容易にできると思いますが、その際に「自分が心地よいと感じた時の温度や湿度をメモする」といった対策でストレスを軽減した方もおられます。
また「苦手な人が近くにいるザワザワする」場合に、着用する衣類の色を明るくすることや、お守りなど安心できるグッズによって触覚に安心感を与えることも効果的との事です。
嗅覚
シーン
誰もが不快に思う臭いはともかく、人によって良い悪いと感じる匂いも異なるため、嗅覚の対策はやや難しいと思われます。
芳香剤や食べ物がまさに該当すると思いますが、外出時であれば様々な匂いが街中には溢れているので、より対策が難しくなると思われます。
対処方法
新型コロナウイルスの対策で以前よりもマスクを着用するシーンが増えましたが、感染防止はもちろん不快な匂いを感じるシーンが減ったと自覚しています。
また、好きな香りのついた小物や香料を持ち歩くことで、安心感を得ることもできます。その際、香りを直接楽しむと香害(スメハラ)だと感じる人もいるので、ハンカチや入れ物を介して香りを楽しむのも良いと思います。
味覚
シーン
以下記事の通り「ストレスが溜まると、濃い味付けの料理やスナック菓子が欲しくなるのは本能」だそうです。
とはいえ、食べたいものを我慢しすぎるのもかえってストレスな気が。。。(苦笑)
対処方法
添加物の多い食べ物を避けることは肌ケアにもつながるので、平時はそのようにしています。
ただし上記の通り、食べたいものを我慢しすぎるのもかえってストレスを溜めるのではないかと、個人的には考えます。
なので、濃い味付けのものを食べた際には、日常のストレスが溜まっていないかを自身に問いかけるようにしています。
脂の多いものや香辛料を多用した料理が欲しくなると、ストレスが溜まっているサインだと意識しています!
NGな対処方法
本書では「感覚を鈍らせたり、心を閉ざすようにしてストレスから身を守ることはNG」としています。
というのも「嫌なものや痛いものは感じにくくなるけれど、同時に生きていく上での喜びやときめきもも感じづらくなってしまうから」だそうです。
実体験もあり、私もこの考えに賛成です。なので上記のとおり、可能な限りモノを使ったり距離を置いたりする対処方法を、著者の武田氏も推奨しております。
それまで好きだったことや好きな事への熱意が無くなる感覚、2度と味わいたくないです。。。(泣)
おわりに
ここまでご覧いただきありがとうございます。この記事が、皆さんにとってのストレスの対処方法をを提供できれば嬉しいです。
本書では、繊細な人が受けるストレスと対処方法についてをより詳しく記載しているので、気になった方は読んでみることをお勧めします!
ストレス社会で生きるコツを多く身に付けて、少しでも豊かな生活を送りたいですね!
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